空き缶拾いビジネスは儲かるのか?

私は昔、上野周辺に住んでいました。上野駅から浅草方面へ進むと、そこは閑静な住宅街があり個人的にすごく快適な町だと記憶しています。
そこでよく見る光景の中で、空き缶回収日の朝、でっかいごみ袋を抱えたおじさんやどこから持ってきたんだというほどの大きな荷台に、空き缶をたっぷり詰め込んだおじさんたちをよく見かけます。
あれだけの量を集めるのは、相当大変なんじゃないかと思うのと同時に、「あれって結構儲かるのかな?」なんて疑問がわいてきちゃったりするものです。
ただ、ごみを拾うだけで儲かるのなら、「自分でもちょっとやってみたいなぁ」なんて思ったりなんかもしちゃいますよね。
ということで、今日は『そんな空き缶拾ってるだけなのに、すげぇ儲かっちゃったらうれしいなぁ、ビジネス』について考えていきましょう!
空き缶拾う人が勝ち組で拾わない人は負け組?

さてさて、浮浪者の中でも、やっぱり勝ち組と負け組はあるのかってことですよね。
やはり何をするにも、情報を知っている人と知らない人では、大きく差がつきます。
浮浪者の中でも、ただただ寝ているだけの人もいれば、図書館で膨大な量の本を読んでいる人もいるし、試食コーナーでたらふくお腹を満たしている人もいます。
それらは誰に聞くのでもなく、彼らは彼らの生活の中から付けた知恵で、彼らなりの生活スタイルなんです。
私は、そんな彼らの行動は興味深かったので、割と気にしてみていました。
そんな中で朝早くから空き缶を拾うために能動的に動く浮浪者は私の中で、ちょっとした注目の的でした。
その空き缶拾いでは足を使う人もいれば、自転車を使って探し回る人もいます。強者になると、軽トラックほどある台車を使って、車道をはみ出すほどに空き缶を積み上げ、休憩を取りながらせっせと作業する人までいます。
それだけ努力ができるなら普通に働けばいいんじゃないかと、思ってしまいますが、やるだけの価値があるってことなんですかね?
それがもし私たちも知らないくらい儲かっているのであるなら、それは勝ち組ってことに・・・まぁ、なりますもんね。
空き缶拾いは儲かってんの?

私はずっと空き缶拾いの人は、浮浪者の中では勝ち組だと思っていました。
だって、空き缶だけ拾ってれば、金が入るならもうやるしかないですもんね?お金は入るし、社会貢献はできるし、もういいこと尽くめじゃないですか。・・・あははははっ
そんないいもんではない!?
とはいうものの、とはいうもののです。
そんないいもんではないんですよね。どうやら
見たことある人はわかると思いますが、人によってはすごい量をもって移動しています。あれだけの量の空き缶を集めるには、いったいどのくらいの時間、歩き回っているんだという話ですよ。
実際、単価は「キロ65円~100円」くらいだそうです。
ビニール袋に詰め込むと、大きさによりますが、500円前後にはなるとのこと。
ということはそれを10袋でも持っていけばかなりいい金になるんじゃないのかと思ってしまいますが、そんな簡単な話じゃありませんよ。
一袋いっぱいにするのにも、どれだけ時間がかかるのかって話ですよ。
やってみるとわかりますが、アルミ缶をビニール袋いっぱいにするのってかなり労力使いますから。それを、拾い集めてくるってそんな簡単な作業じゃありませんよ。実際
おそらく、アルバイトでもやっていた方がよほど効率よくお金を稼ぐことができると思います。
少なくとも私は、そんなに頑張って空き缶拾いをするよりかは、その辺でアルバイトした方が、まだ「楽」だと思っています。
それに、さきほど社会貢献になるかもという話もしましたが、結局彼らのやっていることはゴミ捨て場の空き缶を、わざわざ自分たちで回収するだけなので、社会貢献というわけではないんですよね。
そして、それだけでなくめんどくさいのが、どうやら彼らの間では暗黙の縄張りみたいなものがあるそうです。
おそらく昔からその空き缶ビジネス!?をやっていた人からしたら、後発組の参入はあまり歓迎的ではないということです。あたりまえかもしれませんが、やはり市場は奪い合いだということですね。
実社会でもあることですが、やはりルール無無用の世界では結構骨肉の争いなのかもしれません。
つまり簡単な結論を出すと、対して儲かるわけでもないし、大変でもあるから、皆さんがやってみたいと思うようなほどの副業ではないってことですかね。
まとめ

というわけで、今日は空き缶拾いは儲かるのかどうかを簡単に考えてみましたが、
ポイントは
- お金になりますが、一般の人が生活できるほどのお金にはならない
- その日の食費やコンビニで買った酒で乾杯できるほどのお金はGETできる
- 空き缶拾いはゴミ拾いはしないので社会貢献とは言えない
- 空き缶ビジネス界の弱肉強食も当然ある
といった感じではないでしょうか。
それでは、最後に空き缶ビジネスの注意点だけお伝えしてお別れしたいともいます。
『空き缶は絶対にアルミ缶!スティール缶では、逆に処分費用が掛かる恐れがありますよ!』
というわけで、今日はこの辺で!!
see you next~